東京写真月間2025
6月1日は写真の日。
そんな訳か6月は写真月間、
東京で面白い写真展がたくさん有ったので見に行きました。
・東京写真月間
『アジアの写真家たちモンゴル2025』
・東京写真美術館総合開館30周年記念展
『カスババ』鷹野隆大
『カスババ』この日常を生きのびるために
作者の造語で『カスのような場所の複数形』
見るためのガイドが上記の挨拶文しか無い、
順番・キャプションもちろん無い。
写真展は見慣れているけど、読み解けない。
行ったり来たり何度も何度も見直し、
疲れ果てベンチに座って周りを見てみると、
僕だけではない、皆んなも漂っている。
一応その日は折り合いを付け美術館を出たのですがスッキリしない。
翌日も出かけ2階の書店で鷹野さんの著書を何冊も立ち読みして、
やっと自分なりに折り合いを付けれました。
この写真展も『カスババ』
『不昜流行』
松尾芭蕉の言葉で現代語訳は
(変わらないものを知らなくては基本が成立せず、流行を知らなくては新しい風は起こらない)だそうです。
学芸員5名が5つのテーマに基づきコレクションの中から選りすぐり、
過去から現在までをオムニバス形式で展示した写真展です。
今の写真の風潮に対するアンチテーゼの意味合いがあるのではと
感じました。(良い写真展でした、説明不足ですいません)
見たかった『移民の母、カリフォルニア州二ポロ』Dorothca Lange 1936 も展示されていました。
さて少し重くなったので、美術館から写真ギャラリーへ。
モンゴルは30回位訪れているので気になって見に来ました。
日本は成熟し衰退に向かっているけどモンゴルは成長期、
写真もストレートでみずみずしい。
自然と暮らしがダイナミズムに表現されていて、
素直に見入ってしまいました。
平均標高約1500メートル・湿度が少なく空気が澄んでいるから
光を観察して撮れば、そんなに画像処理を施さなくても
湿度の多い風景の日本の風景と違って光のショーが楽しめます。
今年も夏モンゴルを訪れる予定です。