アセムスタジオ

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夏の絵日記

_DSC5836今年の『ラリーモンゴリア』は運営システムが

少し変わったので、時間に少し余裕が出来、

ビバーグの周辺を散策することが出来ました。

ビバーグ担当チームと近くの湧き水が流れる小川へ水汲みに行き、

薦められ水を飲んだり、体を洗ったりしました。

水が冷たくて美味しかったのですが、家畜も飲んでいる様でした。_DSC4235

次の日は、宿のツーリストキャンプから歩いて10分、

山裾にあるラマ教の僧院群跡を探検。

1930年代から、宗教を否定していた社会主義国ソビエト連邦により

破壊され、この場所で僧侶約500人が殺害されたそうです。

モンゴル全土では、僧侶17000人以上が殺害されたと聴きました。

思想、イデオロギーが違うと、仏罰は怖くないのでしょうか?

 

一人で出かけた僕は、バチが一番怖いなどと俗っぽい事を考え、

誰もいないから心細くなり、今度はガイドと来ようと早々と退散しました。

_DSC4384

翌日ヘリから見て驚いたのは、以前撮影のため訪れた

ギリシャの世界遺産に登録されている

『ミストラスの中世城塞都市遺跡』と同等の規模でした。

ミストラスは東ローマ帝国時代の遺跡です。

モンゴルでも社会主義が終わり、少しずつ寺院も

再建されているようです。

ここも新しい『パコダ塔』と小さい寺院が建てられていました。

今度は知識を持った人と来ようと思いながら、

次のビバーグへ移動しました。_DSC5374今度のビバーグは村の近くです。

_DSC5358真言宗のお寺にも、摩尼車があります。

 

_DSC6155

_DSC6160村に現存するラマ教寺院を見学する事が出来、

前日見た廃墟の僧院の在りし日をイメージする事が出来ました。

こんな事ばかり書くと、のんきに遊んでばかりいる様に見えますが、

その日撮影した写真をHP用に処理したり、閉会式で上映する為に

20分位のmovを編集したりと、退屈する間もない充実した今年のモンゴルでした。_DSC5526さて毎年帰国後の2週間は、盆休み明けとも重なり地獄の忙しさ。

毎年涼しいモンゴルから帰国直後なので、

日本の暑さがとてもツライ。

しかし今年は、気温がそんなに高くなく

過ごし易かったので助かりました。

友人たちは、先週からゴビマラソン運営の為

モンゴルに行っていますが、

僕はたまった宿題に取り組んでいます。

 

2015-09-07 7:59

赤松 章
Akira Akamatsu

フォトグラファー
アセムスタジオ 代表取締役