夏の絵日記
少し変わったので、時間に少し余裕が出来、
ビバーグの周辺を散策することが出来ました。
ビバーグ担当チームと近くの湧き水が流れる小川へ水汲みに行き、
薦められ水を飲んだり、体を洗ったりしました。
水が冷たくて美味しかったのですが、家畜も飲んでいる様でした。
次の日は、宿のツーリストキャンプから歩いて10分、
山裾にあるラマ教の僧院群跡を探検。
1930年代から、宗教を否定していた社会主義国ソビエト連邦により
破壊され、この場所で僧侶約500人が殺害されたそうです。
モンゴル全土では、僧侶17000人以上が殺害されたと聴きました。
思想、イデオロギーが違うと、仏罰は怖くないのでしょうか?
一人で出かけた僕は、バチが一番怖いなどと俗っぽい事を考え、
誰もいないから心細くなり、今度はガイドと来ようと早々と退散しました。
翌日ヘリから見て驚いたのは、以前撮影のため訪れた
ギリシャの世界遺産に登録されている
『ミストラスの中世城塞都市遺跡』と同等の規模でした。
ミストラスは東ローマ帝国時代の遺跡です。
モンゴルでも社会主義が終わり、少しずつ寺院も
再建されているようです。
ここも新しい『パコダ塔』と小さい寺院が建てられていました。
今度は知識を持った人と来ようと思いながら、
前日見た廃墟の僧院の在りし日をイメージする事が出来ました。
こんな事ばかり書くと、のんきに遊んでばかりいる様に見えますが、
その日撮影した写真をHP用に処理したり、閉会式で上映する為に
20分位のmovを編集したりと、退屈する間もない充実した今年のモンゴルでした。さて毎年帰国後の2週間は、盆休み明けとも重なり地獄の忙しさ。
毎年涼しいモンゴルから帰国直後なので、
日本の暑さがとてもツライ。
しかし今年は、気温がそんなに高くなく
過ごし易かったので助かりました。
友人たちは、先週からゴビマラソン運営の為
モンゴルに行っていますが、
僕はたまった宿題に取り組んでいます。