時間と手間
作品作りをしていて、銀塩プリント独特の発色や階調が欲しい時は、たまに手焼きでカラープリントをしています。
雨が続いて外で撮影が出来ない時など、時間を見つけては暗室に籠ります。
いくつかの液体を調合して、慎重にプロセッサに流し入れ、
水温チェックをしてテストランができれば準備完了です。
あとは真っ暗の中、自分と向き合うのみ。
時間と手間がかかりますが、普段あまり使わない感覚を使います。
なかなか面白い手作業です。
プロセッサのメーカーはケンコートキナー社に業務移管されていましたが、ついに、本体の修理と修理部品の供給を2016年の1月18日をもって終了すると告知されていました。
デジタル化によって銀塩写真の市場規模が縮小してきているのをまた実感。
デジタルも良いけど銀塩プリントが出来なくなるのは寂しいので、何か手を打たないといけないな、と思います。
石川
2015-06-22 6:38