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カンボジア

先週、カンボジアへ行ってきました。

 

4年ぶり4回目の訪問です。

訪れたのはタイ国境からわずか数キロの所にある村。

カンボジアには40年ほど前の内戦の影響で地雷が400~600万個埋められていると言われています。

ここは終戦末期の激戦区で、特に地雷がたくさん埋められている地域です。

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認定NPO法人「IMCCD」の理事長である高山さん(愛媛出身)が現地で地雷処理の指導を行っています。

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地雷を全て取り除くにはまだ数百年かかると言われています。そんな地雷を手作業で一つ一つ取り除いています。

重機を使えば短い時間で広い範囲を安全にできますが、起伏の激しい場所や雨季になるとぬかるんだ場所など入れない場合もあります。

重機の隙間に入り込み処理されなかった地雷が残る可能性もあります。

時間はかかりますが、手作業が一番確実な方法なのです。

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この地域に住んでいる人たちは地雷があるからと言って特別な生活を送っているわけではありません。

貧しいながらも必要最低限の生活をし、ご近所さんと立ち話をしたり、畑仕事をしたり、友達と遊んだりとごく普通の生活を送っています。

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そしていつも笑顔で大人も子どもも純粋な心を持っています。

人と人、心の繋がりがとても強いように感じました。

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少しでも安全な土地が戻るよう祈るばかりです。

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白潟

2016-07-13 6:39

白潟 禎
Tei Shirakata

フォトグラファー

1988年生まれ 松山大学卒業

20歳で写真を始め、カンボジアの地雷原に住む人たちを3度取材。

2009年「日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト」優秀賞受賞

2011年共著「アジア×カメラー正解のない旅へー」出版