こだわりのたまもの
先日、今治市にある『コンテックスタオルガーデン』に
行ってきました。
50年以上も前の織物工場を改装したというだけあって、
天井の高い広々とした空間に、タオル製品がきれいに
ディスプレイされていました。
今治タオル全体のコンセプトとしては、
「吸水性」と「安全性」なのだそうです。
ここ、コンテックスさんでは、安全性はもちろんのこと、
肌触りや質感、オリジナル性に富んだデザインに重点を置き、
自社ブランドとして、企画、デザインも全て社内で
行っているのだとか。
工場見学もさせて頂いたのですが、
糸を撚るところから、様々な模様や織りのタオルが
出来上がるまでを丁寧に説明して頂き、その行程を
間近で見ることができました。
ものすごい機械、ものすごい音、
ものすごい行程、ものすごい手作業。
気が遠くなるような行程を重ね、
私たちがいつも何気なく使っている、
一枚のタオルになると思うと、何だかしみじみしてしまいました。
機械で何事も出来てしまうこのご時世ですが、
端々にはきちんと、ひとの手と、目と、こだわりがあって。
最終的な安全性のチェックはやはり機械には敵いませんが、
ひとの手が無ければできない部分もたくさんあることを知って、
ああ、良かったなあ、と思ったのでした。
どんなものにも言えることなのですが、
ひとのこだわりや、手作業の温かみを
感じられるものは、本当に良いですね。
津嶋
2014-11-25 7:20