アセムスタジオ

memo

気がつけば、6月

_DSC9477最近、スタジオにたくさんあるデジタルカメラを借りては、

少しずつ教えてもらいながら使っています。

(教えてくれるひとが身近にたくさんいてありがたい)

 

いつもはフィルムカメラしか使いませんが、

それぞれの良さは、それぞれ使ってみないとわからない、

ということで、まずは慣れるところから。

 

わたしのフィルムカメラでは、くもりの日や

暗いところを撮るのには少し限界があるので、

撮りたいものの幅が広がってうれしい。

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いつもの癖で、デジタルとフィルムカメラを

一緒に持って行ってしまうので、荷物の重いこと重いこと。

カメラ自体もそれぞれ重いし、手首がちぎれそう。。_DSC9476

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休みの日にしては、ぽつぽつとまばらに

人が集まっているくらいでしたが、

天気の良い日に、ひとり木陰で読書したり、

親子で虫を採ったり、スポーツしたり会話を楽しんでいる姿を

少しずつ目にするようになったのは何だかうれしいものです。

(子供が元気すぎて公園に川に大変そうなお母さんと、

マスクをして登場したおじいちゃんたちが現地集合し、

またマスクをして現地解散していく姿が特にすきでした。。)

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今年も年が明けてから、いろいろ

がやがやしているうちに、気がつけば6月。

とうとう、梅雨入りしましたね。

どの季節よりも、わたしは断然初夏の空気感や光が

だいすきなので、緑がきれいな季節はうれしい。

(真夏の暑さと虫が多いことを除けば。。)

 

梅雨の楽しみ方を見つけつつ、

いろいろに気をつけながら

真夏へ向かう準備をしようと思います。

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2020-06-02 10:31

アナログ世代

気がつけば、春は足早に過ぎていて。

 

今年は休みの日も家にいることが多いので、

去年の春を引っぱり出しては懐かしんでいます。

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最後にいつ撮ったっけ、と思いながら、

入れたまんまのフィルムがなかなか終わらず

現像に出すことができない日々。

 

祖父のカメラを使い始めて、そろそろ9年目。

祖父が亡くなってからも、

わたしがこのスタジオに入ってからも、

全部、全部 9年目。

同じ年月が経っていると思うと

フィルムカメラの腕はなかなかのんびりですが、

最初に比べると、自分の撮りたいものを、

イメージしたまんまに撮れるようになってきた気がします。

 

目が悪いので、ピントがバシッと合わないのだけが難。。

まあ、それも良しということで。

携帯やデジカメが勝手にピントを合わせてくれたりと

とっても便利な世の中ですが、ピントと格闘しながら

目の筋力を鍛えるのも、なかなか良いかも。

まだまだ思うようには扱えないですが、

アナログは、大変だけれど楽しいものです。

 

いろんな出来事にかき消され、

季節や夕焼け、鳥の声にめっぽう疎くなる日々に

花粉症であることすらも、何だか忘れてしまうほど。

 

娯楽など何も無くても自然さえあれば

楽しめる人間で良かったと思うと同時に、

日々の些細な出来事を、見つめ直す時かもしれませんね。

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2020-04-21 6:23

季節は巡る

最近のお花。

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冬から春にかけて、どんどん移り変わる色。

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中でも、水仙は祖父が庭先に植えてあって、

ツツジの下でいつもいい匂いをさせていたことを思い出します。

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水仙、スズラン、ツツジに木蓮。

この4つは、特に祖父が好きだったもの。

祖父が亡くなってもう何年も経ちますが、

今でもその季節になるとぽつぽつと咲き始め、

祖父は花や草木がすきなひとだったなあ、と

ふと、しみじみしたりするのです。

祖父が、この地に根付かせてきたもの。

季節が巡っても生き続けているのを見るのは良いものです。

(同じく草花好きの母が、水やりを欠かさないおかげ)

水仙はヒガンバナ科だと知ったのはここ最近。

全然違う花なのに、自分がすきな花たちは、

やっぱりどこかで繋がっていておもしろい。

2020-01-31 11:54

はじめての、、

『令和・・・はじめての秋』

9月7日、8日の二日間、いよてつ髙島屋にて

池坊松山支部青年部花展に出展しました。

わたしは大きい展示は初で、右も左もわからず。。

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前日の夜から生け込むため、

仕事後に花器や花材を両手に抱えて

高島屋に急いで向かいましたが、

前々からどう生けるか決めていたにも関わらず

昼間から既に準備されている方たちの作品が

素晴らしすぎてすでに気後れ。。

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わたしは今回、トクサ、ピンクッション、アレカヤシ、アジサイ、スプレーバラを使って

自由花で作品を作りましたが、決まりがない分

「自由」というのは 楽しくもほんとうに難しい。

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隣の隣では高校生の女の子が花器からこだわって生けていたり、

後ろでは小学生の男の子が独創的な作品を

完成させていたりと(実は今回の作品の中で一番好みだったりします)

同じ花材を使っていても、それぞれに全く違う作品が

できあがっていくのは見ていておもしろいものです。

(男の子にそのことを伝えると、照れくさそうでまたかわいい)

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「小さい子の方が、発想が豊かだからね。

大人はどうも、頭が固くなりがちよね」と

先生が笑っておっしゃっていました。

 

当日は呼び込みや受付でも参加しましたが、

お声かけすると興味をもってふらっと

飛び込みで見てくださった方もたくさんいて、

「未来がたくさん育っているわね」との

ありがたいお言葉もいただきました。

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持たれる方もたくさんおられるとは思います。

「わたし生け花はあんまりわからないけど。。」と言って

入ってくださった正直な方もいましたが、

「おもしろい作品がたくさんあって良かった。

知らなかった花をたくさん知れたし」と帰りに

笑顔で伝えていただいて、触れること、の大事さを

あらためて実感できたように思います。

 

わたしも4年目にして、まだまだ知らないことだらけ。

ひとの数だけ、いろんな発想があるなあと

お花という世界を通して教えられることばかりです。

 

ちなみに、見に来てくれたスタッフの子に聞いて知ったのですが

愛媛住みます芸人のひめころんの斉官さんという方が

先生違いで最近池坊で生け花を始められたらしく、

同じ場所で出展されていたそうです(全然知らなかった。。)

全然知らなかったのに、謎の親近感。。

毎回、お稽古ごとに生けた花にかわいいタイトルをつけて

SNSにアップされているようなので、

これからどんなお花を生けているのか

気になる存在となりつつあります。。笑

2019-09-14 12:18

『花は人なり』

先日のお休みに、お花の講習会が正岡子規記念館で行われたので

お勉強にと参加してきました。

講師の先生が全国を巡回して回るのですが、

毎回、ユニークな先生ばかり。

Processed with VSCO with a6 preset今回の講師で来られた村上謙治先生は、

池坊中央研修学院の准教授もしておられる方で

頭の回転がとても早く、生け花のデモンストレーションでは

感覚の趣くままに次々と作品を完成させていきます。

ひとつひとつの作品に説明を加えながら生けるのですが、

説得力がある上に、10分程度で完成されたとは思えない出来。

午前と午後に分かれて、10数点ものお花を生けられました。Processed with VSCO with a6 preset24CD69DA-26F2-46C5-92E8-6B6F97F9516D

今回の巡回講座のテーマでもあった『花は人なり』

 

特に印象に残った言葉たちを紹介すると、

「人の技をまねるのも良いけれど、自分のものにしなければ意味が無い。

きちんとそこに至る背景を説明できてはじめて自分のものになる」

「表現に正解はない。自分が自信をもって作ったもの、それが正解」だと。

「個々を認めるということ。人の挙げ足を取っても結局何も生まれない。」

自分の仕事に置き換えて聞いても、納得することばかりでした。

特に、先生がデモンストレーションでよく口にしていた

侘び寂び、という言葉。

若い花ばかり生けても説得力に欠ける。

そこに茶葉や古木を差し込むことによって、ご老人のような風合いが加わる。

後ろで、そっと支えてくれているような。

それが、味になるんです、と。

 

花は様々な、感情をなげかけてくれると先生は言います。

花と人はほんとうに似ていて、人間関係をつくり出す上で

もっとも大切な事を学ぶ手だては自然界の中にあるのだと

忘れかけていたことを改めて教えられたような気がします。

 

色彩のお話もありましたが、西洋は色とりどりの花々や、

たくさんの色を使って土地や空間を表現することが多いけれど、

日本は単色や奥行きを使って表現する、ということ。

例えて言うなら、お座敷という空間から縁側の向こうに広がる緑や紅葉であったりと、

日本人の侘び寂び、奥ゆかしさは、やっぱり好みだなあと思うのです。

 

巷ではインスタ映え、という言葉がたくさん溢れていますが、

それはそれで、独創的で楽しくて、美しいものなのだと思います。

そんな中でも、多色を使わずとも美しい、という日本独特の感性は、

自分の中にしっかりと持っていたいものだなと思います。

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2019-07-22 10:01

光の温度

E00BBBE4-F0EA-41C9-8FE0-54D5096211D7春に、カメラマンの白潟くんと作品撮りをしたときの

フィルム写真がようやくできあがりました。

祖父のMAMIYA FLEXとMINOLTA両方を持ち出すには

普段ははなかなかにかさばって大変なのですが、

ここぞ!とばかりに二つとも持ち出しました。

 

わたしは白潟くんが撮っている傍らから、

友人のふとした自然な顔をひっそりと

写真に収めていましたが、改めて見て、

ほんとうに いい表情をするなあ、と。
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A1A3D466-93E0-4810-AD40-0FAEA00B84FA実際、現像できたのは二眼のMAMIYA FLEX数枚だけで、

MINOLTAはたくさん撮影した挙げ句にフィルムが入っていないという凡ミス。。

なかなかにショックが大きくてしばらく立ち直れませんでした。。

(次は絶対気をつけようと思いながらも何度かやっていますが)

 

ただ、まだまだ使い慣れていない二眼レフをいろいろと

実験はできたので、まあ収穫はあったのかなと。

フィルムの光の入り方は、ほんとうに

自分の想像を超えてくるので 好きです。

 

もう春はだいぶ通り過ぎてしまったのに、

現像されてきた写真を手に取ると

その時のにおいだったり、風や温度が

一気に思い起こされてくるわけですが、

同じカメラで昔 祖父が撮った写真を見たときも、

自分には記憶が無いはずなのにその時の情景が目に浮かぶような。

なんだか、不思議ですね。

2019-06-12 10:33

津嶋沙織
Saori Tsushima

アセムスタジオ
スタイリスト

写真好きの祖父の血を受け継ぎ、
写真に関わる仕事に飛び込む。
創ること、
描くこと、
表現すること は、
毎日、していたいと思う。

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