アセムスタジオ

memo

流れる時間

バタバタしていてなかなか撮りきれていなかった

フィルム写真を、今年に入ってようやく現像。

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去年、友人たちと行った鹿島の写真がでてきて

何だか懐かしい気持ち。

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少しずつ、少しずつ撮り進める癖のせいか

いろんな季節がまとめて出てきて、

何だかアルバムを見ているような気分になります。IMG_8201

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24枚撮りだと物足りない、36枚撮りだとなかなか終わらず

ちょうど真ん中があればいいのに…といつも行くカメラ屋さんに話すと、

「みんなそう言う!」と笑っていました。

 

今年に入ってデジカメも手に入れましたが

デジタルは、わたしにはやっぱりどこかせわしない。

 

両方の良いところをうまく使い分けながら、

フィルムの中の ゆっくり時間が流れる感じは

ずっと大事にしていきたいと思います。

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film:MINOLTA x-500

 

2023-01-25 5:38

2023!

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年が明け、2023年がはじまりもう半ば。

年を重ねるごとに、1日の過ぎ去る早さに愕然とするばかり…

 

今年の抱負は『後回しにしない』

時間や季節はいつだって待ってはくれないので、

バタバタしているからといって

いろいろを後回しにしたり、疎かにしないよう

今!というタイミングを大切にしたいと思います。

(言ってるそばから後回しにしていることもちらほら…いかんいかん)

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今年は、元旦に南予のおばあちゃんちで米寿のお祝い。

おめでたい新年のスタート(サキちゃん。笑)

南予の海はほんとうにきれいで癒されたり、

今年もいろいろに気をつけながら、たくさんの人や場所に

会いに行けるといいなと思えたお正月。

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お雑煮や、七草粥も作りました。

七草、というか六草しか入っていなかったような気が。

パック詰めを中学生から手伝っていたベテランの目は誤魔化せん…

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毎年していることといったらこれくらい。

 

別にやらなくても困りはしないけれど

やると、気持ちが豊かになることはたくさんあって。

特別なことはできなくても、些細なことから

続けられることを日常に取り入れていきたいものですね。

(社長はお重におせちを作った、と言っていたのスバラシイ…)

2023-01-12 5:43

「コール」

友人から、自主短編映画を撮りたいから衣装、小道具で協力

してほしいとお誘いをもらったのは今年のはじめのこと。

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タイトルは「コール」

 

休みの日には劇団の撮影をしたり、

仕事の合間を縫って小説を書いては

見せてくれていた友人の、初めての監督作品。

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スタッフはだいたい共通の友人で、

メイキング撮影係に初めましての子もいたりと楽しい。

(ドライブマイカー9回観ましたの子がいたのは個人的にツボ)

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(↑見えないところで引っ張る女子と、ニコニコ見守る演者さん。笑)

 

うちの旦那さんもみんなと共通の友人ということで

一緒に撮影に関わっていました。

(スタッフの中で唯一の撮影仕事未経験者なので、

わたしは個人的に横目でそわそわしていましたが!)

 

みんな、それぞれに仕事をしているので

休みが合う毎週末にロケハンや打ち合わせ、衣装合わせ

お盆休みに集中して撮影の流れ。

わたしはというと、アカマツ社長がおもしろそうなことを

している若者(?)に協力的だったので、

繁忙期の隙間を縫って、仕事に差し支えない

程度に準備させてくれたり、

事務所を撮影場所として使わせてくれたりとかなり感謝感謝…

(スタッフ早瀬くんにも、ちらっとエキストラで協力してもらいました)

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監督の映像学校時代の同期が

プロデューサー&音声として東京からやってきたり

(ハスラーひとつに大荷物のせてやってきた。笑)

演者さんは俳優さんや舞台経験のある方ばかり。

脚本の内容もシビアだっただけに

かなりの緊張感漂う現場でした。

仕事とは、また少し違った雰囲気で新鮮。

(自主制作と言いながらも、東京のプロデューサーが
引っ張ってきた予算で、スタッフは1日8時間、
notボランティアというきちんとした決まりがあって
さすが…と思いました)

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昼に夜の撮影をしないと間に合わないので

知り合いの家中を布で覆い隠す様は圧巻でした。

(かなり怪しいので、もちろんご近所まわりにはご挨拶済み…)

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ひとつの家を舞台に繰り広げられる物語。

撮影前にお稽古で生けたひまわりを、小道具にと飾ったら

話が進むのと同時に主人公の心情そのままに枯れて終わった。

なんとも言えず、切なくなったり。

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3514D0F4-40CE-4270-B738-615136D79107真夏の暑い日に音声の関係で窓を閉め切り、

撮影中にはエアコンも消して挑む撮影は

かなり過酷でしたが、みんな体調を崩すことなく

最後までやりきれてよかった。

(熱中症もですが、流行病云々もあったりで1人でも倒れると

撮影が全て止まると思うとめちゃくちゃに気を遣いました…)

 

撮影中の写真を載せている今、夏はもう

遠い昔ですでに懐かしいですが

制作はまだまだ編集、音作り等現在進行形。

 

公開は来年の予定ということで、

完成を、楽しみに待っているところ。

おもしろい人達と一緒に何かをするというのは

またひとつ、世界が広がった気がして楽しい。

誘ってくれた友人よ、ありがとう。

 

 

(マイペースな旦那氏のメイキング写真が

みんなと視点がズレていておもしろかったので

少しだけ、載せておきます)

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2022-12-07 6:08

秘密の名所

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最近は、日中と朝晩の寒暖差にやられていて

秋の余韻を楽しむ暇なく

あっという間に冬がきてしまいそうです。

 

今年は彼岸花の季節に毎週台風が訪れたため、

いつも行っている彼岸花の名所に行けず。

 

わたしは気になる山道を散策するのが好きで、

ひっそりと 彼岸花群生地と書かれた

小さな看板と矢印を見つけたのが数年前。

 

その当時は地元の人が散歩で訪れる程度の、超穴場だったのですが、、

 

ここ数年、メディアに取り上げられたことで

たくさんの人が訪れ、誰もが知る超名所に。

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狭い山道を車が行き交い、たどり着くのも困難に。

彼岸花よりも、人を見に行っているかのよう(人混み苦手)

 

離合するのも難しい道、事故が起こっていたりと

みんなが楽しめる場所が増えてうれしい反面、

気軽に行けなくなり少し寂しくもあったります。

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IMG_3707うれしかったことと言えば、

米粒サイズの遠くにいるわたしにシルエットで気付き、

遠くから手を振ってくれた久しぶりな友人家族に会えたのは

この場所に居合わせた偶然、ということで

みんなでマナーを守りつつ、ゆずり合いながら

季節の花を楽しめるといいですね。

 

また、来年。

 

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(群生地は早々に離脱して、別の花々を探し求める我々)

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2022-10-26 6:15

70周年!

少し前の休日、池坊主催の巡回講座という

いけばな講座があり、参加してきました。

IMG_2347 1本部の講師の先生が各地に赴き、

講義やデモンストレーションを披露

してくださるのですが、今回なんと

70周年記念だったそうで(!)

はるばる秋田から先生がやって来られました。

講師の先生は 佐藤嘉忠先生といって、

全米いけばな特派講師として派遣されたこともあるそう。

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ここ数年、やむなく中止の年もありましたが

いろいろなことに気をつけながらも

ようやく学べる機会が戻って来て嬉しく思います。

 

前日から針金などを仕込んでいるとはいえ、

日常、花瓶にさらっと生けられるものから大作まで、

どんどん作品を仕上げていく姿に惚れ惚れ。

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一番のお気に入りは、歌舞伎の隈取りを表現した自由花。

最後に解説をされると、なるほど!というみんなの

驚きの声が聴こえてきて楽しい。

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(自由花は言うなればなんでもありなのですが)

モンステラ、そう切っちゃうんだ?!と

わたしを教えてくれている先生も

びっくりだったそうです。

 

たまに出る秋田弁にも癒されながら、

あっという間の3時間でした。

 

講師と名のつくすごい先生に

お目にかかるのは滅多にないので、

目から鱗で楽しいですね。

 

歴史ある会に参加して思うことは、

いつの時代も楽しんでやるということは根底に、

精進あるのみだなあと感じる良い機会でした。

 

2022-07-14 5:54

脳内パニック

今年も、この季節がやってきました、、

「文目、菖蒲、杜若」

アヤメ、ショウブ、カキツバタと読みます。

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毎年毎年このお花がやってくると

「初夏だな、、」としみじみする反面、

 

・見ただけでは種類が分からない

・葉の裏表が分からない

・生ける順番分からない(成長する順番を覚えなければならない)

・春夏秋によって生け方が違う云々、、、、

 

今回はカキツバタでしたが、

春は蕾よりも長い葉を生ける、夏は葉よりも高い花を生ける、

秋は枯葉を生けるというように

長く楽しめる反面、こちらはパニックです。

ショウブやアヤメになるとまた生け方が変わるという、

花すらもまだ見分けられないのにまたもやパニックです。

 

葉の表面は、3本の筋が浮いている方が表なのですが

何年経っても見極められず(そして目が悪い)

いつも、写真の距離で葉っぱと睨めっこ。

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今回は初夏なので、まだ春の生け方。

花はまだ蕾で、葉っぱが花より成長しているのが印象的。

(蕾を生けるはずが、気づけば咲いちゃいましたが)

毎回、こんなパズルのようなことばかりやっています。

他の花はこんな風には置いて確認しないのですが、

これ系の花はこうでもしないと覚えられない。

頭の中で、スマートに組み立てたいものです。

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1年に1回生けるかどうかのものは

1年経つとすっかりと忘れ去ってしまうので

もう少し、お勉強が必要なようです、、

 

思い返すと、お花を習い始めたのが

2015年なのでもうすぐ丸7年。

間(ま)やバランス、空間把握能力を養うためとはじめ

仕事終わりに細々夜な夜な通い続け、

現在の階級は師範科というところまで取得。

こんなことでは、まだまだ修行がたりません、、!

仕事には、少しづつ活かせる場面も増えてきたかな?

とは思いますが、精進あるのみですね。

 

 

2022-06-22 12:06

津嶋沙織
Saori Tsushima

アセムスタジオ
スタイリスト

写真好きの祖父の血を受け継ぎ、
写真に関わる仕事に飛び込む。
創ること、
描くこと、
表現すること は、
毎日、していたいと思う。

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