研修旅行
エヒメデザイン協会の研修旅行で島根県、鳥取県に行ってきました。
両県とも今まで縁がなく訪れるのは初めてだと思っていましたが、以前通過した津和野は島根県だと分かり勉強不足を痛感しています。
さて今回の目的地は『たたら製鉄』のある雲南市吉田町。
この地域は鎌倉時代より明治まで鉄の生産地として
特に現存する『たたら遺構』の『菅谷高殿』はガイドさんの名調子と相まって心に沁み、島根が印象深いものとなりました。
宿は湯村温泉の『オーベルジュ雲南』、川沿いの小さな集落にある古民家を改修した所です。
料理と差し入れて頂いた奥出雲の『山ぶどうのスパークリングワイン』がとても素晴らしく、今どうやって手に入れようかと思案している所です。
そして何より印象深かったのは照明です。山陰地方の暗い空を逆手にとって、冬のヨーロッパの様にさりげない光で演出され、集落が暖かい印象に包まれていました。
写真は午前9時頃、瀬戸内側では考えられない光景でした。
翌日は念願の『植田正治写真美術館』に行く事が出来ました。なぜなのか思い付いた時がいつも冬なので道路事情等で今まで訪れる事が出来ませんでした。
『植田さんの写真』と『個人の写真美術館では見たことのない規模』の素晴らしい場所でした。
植田さんは東京での修行時代を除いて山陰地方を離れることなく地元で写真表現に取り組まれた方で、今でも国内外から高い評価を得ています。
これ以上語ると『釈迦に説法』になるので控えますが、僕にとって『目から鱗』旅でした。
2016-11-08 3:36