アセムスタジオ

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歴史の香り

先日、愛媛教育会館 講堂で弾き語りライブがあり行ってきました。

今までにもこの場所では何度かライブがあったのですが

なかなかタイミングが合わず、こういう機会でもなければ

館内を拝見することもないのでわくわく。

入り口から既に漂う昭和の香り。00BA81A6-667E-4813-9774-6329500716DF

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仕事で少し遅れて行ったので、ライブ中は真っ暗。

講堂はステージ上を照らす明かりのみでしたが

終了後館内が明るくなった瞬間、天井のシャンデリアが

まず一番に目に入り、その姿に圧倒。

木枠でできたシャンデリア、初めてお目にかかりました。

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 昭和12年、県建築技師の浅香了輔氏により設計され、

戦前に建てられたこの建物は国登録文化財にも指定されているそう。

県内教職員の研修を目的として洋風の建物に和風装飾を組み合わせ、

栂や桜を使用しているらしく、頑丈に造られています。

ライブが終わった後に物珍しげに写真を撮るわたしたちに、

関係の方が嬉しそうにお話してくれました。

木を踏みしめたとき、ぎいぎい鳴る床も何だか懐かしい。
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CE193822-5795-47C8-A604-C0E2ED9CF65A愛媛県庁本館も手がけた木子七郎氏が設計した

国の重要文化財に指定されている萬翠荘もそうですが、

西洋に憧れを抱いていた当時の日本人の面影が垣間見られ、

建造物が歴史を物語る瞬間を直接肌で感じることが

わたしは本当に好きです。3DF025C9-3F44-48A2-9777-1636D3C5CAFB

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89B62A31-3944-4AA8-850C-270AC92F61D5萬翠荘でもよく演奏会やイベントが行われていますし、

外では季節の移り変わりを木や花々で楽しめたり、

どこを切り取っても美しい。。

(水晶のシャンデリアもなかなかですが、

個人的にはステンドグラスがとても好み)

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F77F7919-3C5E-4B5D-A1E8-C1E886C9F9FA最近ではあまり珍しくないかもしれませんが、

変わった場所でイベントを企画してくれる方々が増えたおかげで

わたしはたくさんの素敵な建造物に潜入することが増えました。

まわりに目を向けると、面白いことを発信してくれるひとが

わたしのまわりにはほんとうにたくさん。

普段はなかなか入れない場所に足を踏み入れる

機会を頂けるのはありがたいことです。

 

そこにはその場所を愛する人たちと、

管理する方々の協力があってこそ。

多くの人たちにその場所の良さを、イベントを通して

知ってもらいたいという想いもあるのでしょう。

 

そこで、今までに行った場所でとても興味深かった場所をいくつか。

機会があれば、ぜひのぞいてみてはいかがでしょうか。

 

■広島市尾道市 浄泉寺9666C818-D622-4B24-A3A6-DC63D6F6F33038F1B1B0-E354-4CEB-A8DE-8C838150DA9F15F296A5-F1FB-4F2D-8B53-1AA0C4CC7802556224AC-C617-4321-8487-D883BF8F4D6C

■愛媛県今治市 仙遊寺(宿坊)

イベント中の写真はありませんが、二階は全面ガラス張り、今治市街の夜景が見渡せます。

宿坊に宿泊もでき精進料理もいただけるらしく、いつか泊まってみたいと目論んでいます。。

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■松山市 瀬戸内リトリート青凪

以前撮影でお邪魔させていただいたこともあるのですが、

今回は夜の芸術祭にて。

言わずと知れた、安藤忠雄建築。

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■今治市 市民会館

丹下健三建築。DSC_1983imabari_kaikan03L09298A77-D3EE-4598-B1F6-1471E8E08DA920181014225807松山市の愛媛県民文化会館もそうですが、

今治市には、数々の丹下健三建築が残されています。

県民文化会館1階ホールの剥き出しの天井は、個人的に大好きな景観。

 

【意外な場所でのライブおまけ】

■松山市 コミュニティセンター コスモシアターC766C8DC-11A6-4617-A65A-0B9D39027FBD

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■松山市 どうごや旅館

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■愛媛県宇和町 池田屋酒蔵

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津嶋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019-11-02 11:03

暦の上では夏

続々と、夏を先取り。

いや、『先撮り』の季節がやってきました。

 

まだ肌寒い季節に浴衣や水着を撮影するのが

毎年恒例行事でしたが、年々、もう真夏なんじゃないかと

勘違いしてしまいそうな日中の陽射しと気温。

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Processed with VSCO with a6 preset浴衣と水着それぞれに名古屋からモデルさんを呼び、

いろんなシチュエーションで撮影をしましたが

見ているこちらも一気に夏気分。

気分どころか十分暑いのですが、

何となく涼しげな雰囲気。

やっぱり、浴衣は良いですね。

メイクや髪型によってがらりと変わる

モデルさんの表情を見るのが、いつもひそかに楽しみなのです。

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撮影前には、いつも事前に何度もロケハンを。

わたしは晴れた日に外に出るのが大好きな上に海好きなので、

(日焼けが厳しいお年頃になってきましたが)

海のロケハンや撮影では人一倍テンションがあがります。

どんどん地面と一体化していくカメラマンを見るのも楽しい。。

良いものを作るために、時間や手間隙を惜しまない姿勢は

いつだって忘れずにいたいと思っていることのひとつ。

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名古屋からきたモデルさんは

海が近くにないのでうれしい、と

瀬戸内海にわくわくしてくれていました。

晴れてくれて、ほんとうに良かった。

 

なかなかに天気とにらめっこすることが多い外仕事。

まだ梅雨も明けていないこの時期に

もうこの暑さは先が思いやられるけれど、

暦の上では、もう夏。

夏嫌いながら、待ち遠しいこと盛りだくさんな季節です。

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津嶋

 

2019-06-18 6:14

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CAC05650-96F3-4543-96E2-B1813828AA3F今年も、この季節がやってきました。

久米小学校の文化祭にて、

ボケの花、アイリス、オクラレルカ

今年は三種を生けました。

 

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入門してから、人前で初めて披露する機会が

この文化祭だったので、今年で4回目の参加。

早いものです。

もうだいぶ慣れたものですが、

毎年毎年、体育館に足を踏み入れるたびに

学生時代の懐かしい気持ちと

初めて展示した頃の初心が蘇り、

なんだかわくわくするのです。

 

毎年恒例、生け花体験教室では

始まるやいなや続々とひとが集まり、

用意していた60個の花材はあっという間に

みんなの手によりかわいく生けられ、

おうちに連れて帰られました。

ほとんど女性や女の子が多いのですが、

たまに、ふらっと男の子も。

 

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これは、どうすればいいんだろう。。と

一本目に生ける花がなかなか決まらず

悩みに悩んでいた男の子

 

思い切って一本目を生けた瞬間、

勢いがついたようで

教えなくてもみるみる自分の世界に

入っていく様子がほほえましい。

未知との遭遇、すばらしいですね。

 

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久米小学校名物のハニワコンテストも健在。

お!と目を引く大人顔負けの作品や、

相変わらずの、珍作品も多数。

子どもたちの発想のおもしろさと

柔軟さには、毎度脱帽。

大人になるにつれて凝り固まる頭ん中、

もっと柔らかくしていかないとなあ、と

のびのび表現する子どもたちを前に

毎回、教えられるのでした。

 

津嶋

 

 

2018-11-10 12:25

大人の遠足

先日、初めての地 長野県へ行ってきました。

長野と言えども、まだまだ昼間の日差しは容赦ない。

空気は軽いものの、わたしが抱いている

長野のイメージよりはるかに暑いので驚きました。

大阪までバスで移動し、電車に乗り換え滋賀を経由。

優雅にボートがたくさん浮かぶ琵琶湖にも

はじめて遭遇しましたが、ほんとうに良い眺め。

いつもは車を運転することが多く、あまり電車には乗らないので

車窓からゆっくりと景色を眺められる時間はなかなか貴重。

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長野県ではレンタカーで移動したのですが、自然も多く

山道の途中には蕎麦屋、りんご畑や直売所、地酒販売がたくさん。

北アルプス連邦や安曇野が一望でき、

美ヶ原と松本市街を望むことができました。

長野に海はないものの、川がたくさん流れていて癒されます。

 

今回の旅では、祖父が生前使用していたフィルムカメラを

たまには外の空気に触れさせてやらないとな、と

久々に持ち出し、たくさん使ってやりました。

長野ではあまりまともに写った写真がなく

残念極まりないですが、それも、フィルムの醍醐味ということで。

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長野を目指して向かったはずが、個人的には

帰りに立ち寄った京都、大阪がとても強く印象に残っています。

京都でたまたま食事に立ち寄った高台寺 松葉亭というお店が

とても趣き深く、ご家族で小さく営業されていたのですが

お庭もお料理もきれいで、湯豆腐や湯葉、茶粥など

ここにしかない雰囲気の中いただくことができました。

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その土地やその料理独特の盛り付け、あしらい、

うつわの使い方なども楽しむことができ、

美しいと眺めては、ため息をつくばかり。。

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町並みを散策中には、思ってもみないところで

目前に五十塔が突然現れたりと、

少しの滞在でしたが 京都らしい

風情ある景色を楽しむことができました。

京都には大好きなお寺も多いのですが、

いけばな発祥の地でもある

華道家元池坊が住職を務める六角堂もあります。

今回は時間がなく立ち寄れませんでしたが、

今度ゆっくり、足を運んでみようと思います。

 

大阪では、個人的に楽しみだった

あべのハルカス美術館にて展覧会 太陽の塔

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別の場所でパンフレットを目にしていたのですが、

視界に入るなり、なかなかのインパクト。

これは、太郎好きとしては行かずにはいられない。

展示内容は岡本太郎氏の太陽の塔を造るにあたっての

デッサンや、太陽の塔内部のレプリカ、

初代・黄金の顔の現物が思わぬ形で展示されていたりと

思う存分、楽しむことができました。

内部公開も48年ぶりに行われていますが

予約待ちなのがもどかしいところ。

まずは、ここで太陽の塔や岡本氏のことに

触れてから、本物に思いを馳せるのも良いかも。

写真撮影が可能だったのですが、

全容はもったいないので、特に

お気に入りの作品を少しだけ。

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わたしは岡本氏の絵が特にすきなのですが、

岡本太郎=太陽の塔、というイメージが大きいゆえに

めずらしいね、とよく言われます。

わたしが絵を描くからなのもありますが、

色彩に対するこだわりがリアルに伝わってきたり

作品そのものが生き様だと思えるひとはなかなかいない。

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太陽の塔のデッサンも展示してありましたが、

このデッサンからあの太陽の塔を生み出したのだと思うと

ほんとうに、頭の中はどうなっていたのだろうと

今になっても不思議でなりません。

芸術は爆発だ、と言い放った岡本氏ですが、

人間そのものが芸術だったのではないかと

わたしは愛してやまないのです。

 

もうしばらく開催していますので、ぜひ

太郎ワールドを体感してみてはいかがでしょうか。

 

あべのハルカス美術館にて、
9月15日から11月4日まで。
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かなりタイトな旅でしたが、
今回足を運んだ場所には
それぞれの、良さがあって。
足を運んでみなければ見えない景色は
まだまだ、たくさんあるということを
実感できた良い旅となりました。

 

津嶋
2018-10-12 6:59

陶と花

少し前の話にはなりますが、松山市のMUSTAKIVI( https://www.mustakivi.jp/)さんで行われていた

石本藤雄展 -陶と花- をのぞいて来ました。

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マリメッコのテキスタイルデザイナーとして活躍し、

現在はフィンランドのアラビア社に在籍されている

愛媛県砥部町出身の石本氏。そのアトリエで制作された、

あたたかみのある陶器に添えられた、花。

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石本氏は、草花をモチーフにした作品が

数多く知られていますが、今回は生花との共演。

陶器に合わせた花のあしらいや空間の演出、

光の陰影がとってもわたし好み。

写真撮影OKだったので、お気に入りの花や陶器を、

思う存分おさめました。

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展示の中には、実際に石本さんが作品を作っている様子も

映像で映し出されていました。

フィンランドのアトリエで、手作業でひとつひとつ丁寧に

作り出されたものが自分の目の前にたくさん並んでいると思うと、

何だか感慨深いものがありますね。

 

ここでの展示はもう終了してしまいましたが、

現在は九州の太宰府天満宮にて、7/1まで

写真家の津田直さんとの展示も行われているようです。

津田直さんが、西郷隆盛の末裔と知り、

太宰府での展示に何だか納得。

お近くの方、お時間ある方はぜひ、フィンランドや夏の気配を

太宰府で感じられてはどうでしょうか。

http://www.dazaifutenmangu.or.jp/natsunokehai/ishimoto-fujiwo/

http://www.dazaifutenmangu.or.jp/natsunokehai/tsuda-nao/

 

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2018-06-11 5:24

異文化交流

毎年恒例、小学校の文化祭にて

お花の展示を行いました。

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わたしが参加し始めて、今年で早三年目。

三年目ともなると、体験教室の方も

だいぶ手慣れてきたように思います。

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準備が整って、一番目のお客様が

外国のご家族だったのでみんなドキドキ。

ご夫婦どちらも日本語がお上手だったので、

会話を楽しみながらひとつひとつ生けていました。

ちょこんと膝に座って見ているお子さんがまたかわいい!

お花を美しいと思う心は、どの国でも

同じなのだなあ、と思うと同時に、

生け花を体験してみたかったと興味津々だった

お母さんの目が、生き生きしていて本当に素敵でした。

 

今年も、別の展示室では流派の違う草月流も参加されていて

自由時間に見に行ってきました。

すばらしく逆光ですが、どのお花も素敵でした。

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生け花を習う際、流派がたくさんあり

池坊、草月流、嵯峨御流で悩みましたが、

自然をそのままに表現する生け花の根源、

歴史の深い池坊を選びました。

「型」に とらわれることなく、常に新しく

自由にその人の個性を表現するのが草月流。

自分たちとはまた違った花の使い方が

斬新で、新鮮でした。

 

ひとつのものやことに固執すると

頭が固くなりがちなので、たまには

こうしていろいろなものに触れてみる機会も

必要なのかもしれないですね。

 

この小学校名物、子供たちの埴輪のように

自由な発想を見習いたい……

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2017-11-13 5:46

津嶋 沙織
Saori Tsushima

スタイリスト

写真好きの祖父の血を受け継ぎ、
写真に関わる仕事に飛び込む。
創ること、
描くこと、
表現すること は、
毎日、していたいと思う。