アセムスタジオ

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時間と手間

 

作品作りをしていて、銀塩プリント独特の発色や階調が欲しい時は、たまに手焼きでカラープリントをしています。

雨が続いて外で撮影が出来ない時など、時間を見つけては暗室に籠ります。

 


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いくつかの液体を調合して、慎重にプロセッサに流し入れ、

水温チェックをしてテストランができれば準備完了です。

あとは真っ暗の中、自分と向き合うのみ。

時間と手間がかかりますが、普段あまり使わない感覚を使います。

なかなか面白い手作業です。

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プロセッサのメーカーはケンコートキナー社に業務移管されていましたが、ついに、本体の修理と修理部品の供給を2016年の1月18日をもって終了すると告知されていました。

デジタル化によって銀塩写真の市場規模が縮小してきているのをまた実感。

デジタルも良いけど銀塩プリントが出来なくなるのは寂しいので、何か手を打たないといけないな、と思います。

 

 

石川

 

 

2015-06-22 6:38

専門職

最近の撮影風景。スタジオ散らかっていますが、繊細な作業の撮影をしています。

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現場では、ただ撮影やライティングだけでなく、色々細かな作業も

こなしていきます。

 

例えば、水滴。いかに垂れないで自然に水滴を作れるかが勝負。

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靡きの強弱や方向を細かく微調整の風。

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再々登場、湯気師。

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白潟君も撮影は元より色々な技術を習得。

 

撮影では細かい指示が多く大変ですが、

こういう少し専門的な作業も、より良い表現の為に工夫して突き詰めていけば新しく発見があり、楽しいものだと思います。

 

石川

2015-06-08 6:58

石川 正美
Masami Ishikawa

フォトグラファー

1979年生まれ

社会人を経て、2003年から写真を始める