アセムスタジオ

memo

ヒトから、ヒトへ

先日、松山市のTHE 3rd FLOORで行われていた

愛媛県内外の3店舗のアンティーク・古道具を扱う

岡山の海猫さん、高松のpetalumaさん、

今治のmoyismさんによる展示

『受け継ぎゆくヒト、受け継がれゆくモノII』へ。

スクリーンショット(2018-06-27 17.28.51)室内を埋め尽くす、こだわって作られたものや、

集められたアンティーク雑貨たち。B181FFBA-E30A-4896-BE99-D46C34915288

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見ているだけでも惚れ惚れしますが、

ひとつひとつ手にとると、なんだかずっしりとした

重量とはまた違った重みを感じることができます。

花器に目がないわたしは、ガラス小物や焼き物の一輪挿しを購入。

その上、今治のmoyismさんの針金細工ばかりに目がいくので

ぐるぐるぐるぐる室内を回っては、何度も何度も足を止めて

手に取れば取るほど気になった、針金で作られたカゴも購入。

モビールも素敵だったのですが、次回に持ち越し。

今回は、揺れる影を存分に楽しみました。

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「時間の経過と共に、風化していく過程に生まれる美しさ」と

店主もおっしゃっていて、気に入ったフルモノが手に入るまでは

モノ作りをしない、というこだわりぶり。

何でも簡単に手に入り、安いもので溢れかえっている近年ですが、

こうして足を運ばないと出会えない、手に入れられない

モノや機会はこれからも大切にしていきたいと思うのです。

わたしがいる間にも、何人かお子さん連れの方がいましたが、

ユニークな店主の方々が「今から英才教育ですね」と

おっしゃっていたのがとても微笑ましい。

まさしくこの展示のタイトルにふさわしい

後世に伝えていきたいモノに触れた良い機会でした。

2018-06-30 12:00

おすそわけ

会社の階段に、よくご近所の畑の方が

季節のお野菜や花を置いてくれています。

今回のおすそわけは、ユリの花。

毎回たくさん頂くので、いつも少しだけもらって帰ります。

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頂いた時はつぼみだったけれど、

気づくと綺麗に花が開いていました。Processed with VSCO with hb1 preset

ユリは見た目も香りもなかなかの迫力なので、

一本だけでも部屋がぱっと華やかになります。

 

わたしが小中学生の頃も、

近所の腰の曲がったおばあちゃんが

いつも畑で取れたお野菜を、玄関先に

置いてくれていたのを思い出します。

母が家にいない時は、玄関先で少し

おばあちゃんと話をすることもありました。

今では実家を離れても、おうちで農家をされてる友人が

採れた季節のお野菜をたくさん持って現れたりもします。

今年もまた、この時期が来たなあと、

野菜の種類で感じる季節の移り変わり。

 

昔に比べると、ご近所付き合いもなかなか

減ってきているように感じるここ最近。

今でも身近にわずかに残る、おすそわけの文化。

時代は変わっても、変わらないもの。

無くなって、ほしくないもの。

頂いたものを眺める瞬間にはいつも、

何だかふと、実家の懐かしい風景を思い出します。

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2018-06-19 10:32

津嶋沙織
Saori Tsushima

アセムスタジオ
スタイリスト

写真好きの祖父の血を受け継ぎ、
写真に関わる仕事に飛び込む。
創ること、
描くこと、
表現すること は、
毎日、していたいと思う。

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