ヒトから、ヒトへ
先日、松山市のTHE 3rd FLOORで行われていた
愛媛県内外の3店舗のアンティーク・古道具を扱う
今治のmoyismさんによる展示
『受け継ぎゆくヒト、受け継がれゆくモノII』へ。
見ているだけでも惚れ惚れしますが、
ひとつひとつ手にとると、なんだかずっしりとした
重量とはまた違った重みを感じることができます。
花器に目がないわたしは、ガラス小物や焼き物の一輪挿しを購入。
その上、今治のmoyismさんの針金細工ばかりに目がいくので
ぐるぐるぐるぐる室内を回っては、何度も何度も足を止めて
手に取れば取るほど気になった、針金で作られたカゴも購入。
モビールも素敵だったのですが、次回に持ち越し。
今回は、揺れる影を存分に楽しみました。
「時間の経過と共に、風化していく過程に生まれる美しさ」と
店主もおっしゃっていて、気に入ったフルモノが手に入るまでは
モノ作りをしない、というこだわりぶり。
何でも簡単に手に入り、安いもので溢れかえっている近年ですが、
こうして足を運ばないと出会えない、手に入れられない
モノや機会はこれからも大切にしていきたいと思うのです。
わたしがいる間にも、何人かお子さん連れの方がいましたが、
ユニークな店主の方々が「今から英才教育ですね」と
おっしゃっていたのがとても微笑ましい。
まさしくこの展示のタイトルにふさわしい
後世に伝えていきたいモノに触れた良い機会でした。
2018-06-30 12:00