アナログ世代
気がつけば、春は足早に過ぎていて。
今年は休みの日も家にいることが多いので、
去年の春を引っぱり出しては懐かしんでいます。
最後にいつ撮ったっけ、と思いながら、
入れたまんまのフィルムがなかなか終わらず
現像に出すことができない日々。
祖父のカメラを使い始めて、そろそろ9年目。
祖父が亡くなってからも、
わたしがこのスタジオに入ってからも、
全部、全部 9年目。
同じ年月が経っていると思うと
フィルムカメラの腕はなかなかのんびりですが、
最初に比べると、自分の撮りたいものを、
イメージしたまんまに撮れるようになってきた気がします。
目が悪いので、ピントがバシッと合わないのだけが難。。
まあ、それも良しということで。
携帯やデジカメが勝手にピントを合わせてくれたりと
とっても便利な世の中ですが、ピントと格闘しながら
目の筋力を鍛えるのも、なかなか良いかも。
まだまだ思うようには扱えないですが、
アナログは、大変だけれど楽しいものです。
いろんな出来事にかき消され、
季節や夕焼け、鳥の声にめっぽう疎くなる日々に
花粉症であることすらも、何だか忘れてしまうほど。
娯楽など何も無くても自然さえあれば
楽しめる人間で良かったと思うと同時に、
日々の些細な出来事を、見つめ直す時かもしれませんね。
2020-04-21 6:23